
- 動画編集を始める前に考えること
- 動画撮影のために準備するもの
- 簡単な撮影・編集の仕方
YouTubeで人気ジャンルの一つである開封動画。
好きな方も多いのではないでしょうか?
開封動画を見るとだんだん湧いてくるのが、

私も開封動画撮ってみたい…!
という気持ち。
そんなわけで、ミュージカル『刀剣乱舞』江おんすていじのグッズが販売された際、初めてグッズ開封動画を作成しYouTubeにアップしてみました!
この動画を作った私の動画編集スペックは、
- YouTubeは初投稿
- 動画編集はほぼ未経験(たまに遊びでアプリをいじってみるぐらい)
- カメラはスマホ(iPhone)
- 動画編集アプリはVLLO
と、スーパーど素人。
それでも動画はなんとか作れました!



初めてなのでクオリティは気にしない…!
素人の目線で、簡単に動画編集をしていく方法をご紹介します♪
\この記事を書いた人/


もと子
- 毎月劇場に通う舞台オタク。
- 2.5次元を中心にミュージカルや音楽劇が好き。
- 舞台観劇歴は15年以上。
- 舞台が好きすぎて、劇場スタッフとして働いていた経験あり。
動画撮影のために準備するもの


動画撮影をするために必要なものをリストアップしていきます。
私が実際に使ったものをメインに紹介。
手元にあるもので代用できれば、ほぼ初期費用ゼロで撮影できますよ♪



初めてなのでハードルは低めに!
スマホ(iPhone)
カメラはiPhone 13を使用しました。
プロでもマックスでもありません。
ちなみに今回は音声をとってないのでマイク性能は考慮してません。



相当古いものでなければ、持っているスマホカメラで十分です!
開封するグッズ
開封動画の主役ですね!
開封グッズを撮りたいと思っている方は、すでに思い描いている対象があると思います。



特に欲しいグッズはないんだけど、何か撮ってみたい!
そんな方には、食玩系がおすすめです。
ランダムのドキドキ感もありますし、グッズも小さくかさばりません。
ウエハース系は値段の手頃でおすすめ



ウエハースはさまざまなアニメが出しているので、手を出しやすいですよ♪
スマホスタンド
グッズ開封を俯瞰(上からの目線)で撮影したい方には必須のアイテム。
アームが固めなので、カメラが揺れにくいのと、スタンドが外れにくいのがおすすめポイント。
百均にも類似のものは販売していますが、アームが弱く、撮影時に揺れやすいのが難点です。



三脚がなくても撮影できるのはこれのおかげ!
\私が実際に使用したもの/
開封動画は上から・手元を撮影した方が見やすいのでスタンドの利用がおすすめです♪
照明
部屋の明かりだけでは暗いので、照明があるとよいです。
私は撮影用の照明は持っていなかったので、デスクライトで代用しました。





ただし撮影用ではないので、角度が難しかったり変な影が入りやい…
撮影用のライトには勝てないので、用意できる方はそちらを使用しましょう。
動画編集アプリ
私が使用したものは【VLLO】という動画編集アプリ。





初心者にも簡単に扱えます♪
有料登録もできますが、まずは無料で十分です。
BGMなどのフリー素材も豊富に使えます。
ただし、iPhoneでは画面が小さく操作が難しい部分もありました。
iPad等のタブレットを持っているのあれば、画面が大きい方が使いやすいでしょう。
字幕入力には外付けのキーボードがあると作業時間が短縮できます。



こちらのキーボード、充電持ちがかなりよくておすすめです!
\比較的安価で接続も簡単/


\WindowsでもMacでも利用できます/
撮影に必要なものをもう一度おさらい



用意するものは少ないので初心者でも簡単に始められます♪
開封動画の撮影方法・VLLO編集


いよいよ撮影していきます!



撮影から編集までの手順を分けるとこんな感じ!
私自身、動画編集においてはかなり初心者のため詳しくはありません。
私と同じような初心者さんがとりあえず一歩進めるように手順を説明していきます。
今回の動画は、
- 元動画の音声はなし(アプリに録画データをロードする前に消音にしています)
- 声の録音はなし
- 一本の長い動画を切って編集(複数動画の使用はなし)
となっております。
最後に実際に撮影した動画と編集した動画をアップしています。



そちらも合わせてご参照ください♪
\撮影した元動画と比較もできます/
動画を撮る
- 動画を撮る
- VLLOで新しいプロジェクトを立ち上げる
- 動画をカット・つなげる
- 字幕を入れる
- BGMを入れる
- 端末に保存する
まずは、素材となる動画を撮影します。
カメラは横向きになるように撮影しましょう。
私はカメラをセットし動画撮影をスタートさせたら、そのまま最後まで撮り続けました。



のちに編集で不要なパーツはカットできるからです。
素材は短いより長い方がいいので、たっぷり余裕を持って撮影しましょう。
音声を入れない場合でも、話しながら撮影するとゆっくり撮影できます。
VLLOで新しいプロジェクトを立ち上げる
- 動画を撮る
- VLLOで新しいプロジェクトを立ち上げる
- 動画をカット・つなげる
- 字幕を入れる
- BGMを入れる
- 端末に保存する
アプリを開くと次のような画面が出ます。


下に『新しいプロジェクト』というボタンがあるのでそちらをタップします。


自分のメディアフォルダが表示されるので、先ほど撮影した動画を選び、右下のピンクの矢印をタップ。


タイトル、画面比率、動画配置を設定します。
次のように設定してましょう。



YouTubeにアップロードする想定で動画を作成していきます。
設定後、『プロジェクトを作成』をタップすると、編集画面が表示されます。
今回使用する編集画面の表示と役割をまとめてみました。
\基本の編集画面/


動画をカット・つなげる
- 動画を撮る
- VLLOで新しいプロジェクトを立ち上げる
- 動画をカット・つなげる
- 字幕を入れる
- BGMを入れる
- 端末に保存する



実際に操作している様子を見せながら説明します♪
後日別で撮影した動画の一部を使って編集の様子をお見せします。
冒頭のいらない箇所をカット
下のGIFでは冒頭をカットする編集をしています。
まずは編集するメディア(動画)をタップ。
カットしたい部分で動画を分割します。
分割した前後を確認して問題がなさそうだったら、冒頭の部分を選択し左下の【削除】をタップします。





今の説明を図解するとこんな感じ。


動画途中のいらない箇所をカットしてアニメーションでつなげる
今度は動画の途中の不要な部分をカットします。
先ほどと同じようにいらない部分を分割して、消したい箇所を分割で囲みます。
消すしたい箇所を選択して左したの削除で消えます。


このままではぶつ切りになってしまうのでアニメーションで繋げます。
前のブロックの終了と後ろのブロックの開始にフェードを挿入することで、一度暗転してから明るくなるアニメーションを追加できます。





この【動画をカットしてつなげる】作業も図解してみます





この作業を繰り返していくことで、
スッキリとした動画になります。
分割のタイミングやアニメーションの挿入はなかなか難しいですが、慣れるまで繰り返してみましょう♪
作業が終わったら、一番下の完了を押して、基本の編集画面に戻ります。
字幕を入れる
- 動画を撮る
- VLLOで新しいプロジェクトを立ち上げる
- 動画をカット・つなげる
- 字幕を入れる
- BGMを入れる
- 端末に保存する
次に字幕を入れていきます。



音声を入れない動画なので、とても重要な作業です。
まずは字幕入れで使うテキスト編集ツールについて説明します。


テキスト一つが小さな素材となり、その表示の長さやタイミング、文字色やアニメーションを決めていきます。
字幕をたくさん入れる方にとっては、一番ハードな作業です。



回数をこなしていくうちに慣れてきますので頑張りましょう!
まずはテキスト編集の画面に移動し、ベーシックからテキストスタイルを選択します。
文字はあとでフォントや文字色を変更できるので、ここではこだわらなくてOK。
すると画面上にテキストボックスが現れるので、入れたい文字を入力します。
文字が入力できたら、なんとなく入れたい位置にボックスを動かしましょう。



だいたいの位置に移動させることで、
背景に対し映える文字色やフォントを決めやすくなります。
ボックスはいつでも動かせるので、だいたいの位置で大丈夫ですよ。


次に文字の装飾とアニメーションを決めていきます。
文字装飾はフォントの変更と文字には枠線をいれています。
白文字では背景と同化して見にくかったですが、枠線によりハッキリ表示されます。
アニメーションはズームインとズームアウトを入れました。
最後は入念に文字表示のタイミングと長さを確認して完了です。
GIFが二つになってしまいました。




字幕入れは、長い一本の動画に小さなテキストのアイテムを重ねておいていくイメージです。
テキスト同士を重ねて挿入することも可能です。


この字幕入れ作業を一つ一つ行っていきます。
時間はかかりますが、繰り返し行ううちに慣れてきたり、工夫をこらせるようになっていきます。



ここさえ終われば後はカンタン!
字幕入れの作業が終わったら、一番下の完了を押して、基本の編集画面に戻ります。
BGMを入れる
- 動画を撮る
- VLLOで新しいプロジェクトを立ち上げる
- 動画をカット・つなげる
- 字幕を入れる
- BGMを入れる
- 端末に保存する
動画に音楽を入れていきます。



ここではGIFは使わず画像のみの説明になります


基本の編集画面からオーディオの中の【BGM】をタップします。
BGMはVLLOオリジナルのものやiTunesなどからBGMを選択できます。
ここでYouTube等のメディアにアップする方への注意点。



BGMはVLLOのオリジナル音楽を使いましょう!
VLLOの音楽は、著作権フリーで商用利用も可能となっていますのでYouTubeでも安心して使えます。
著作権に引っかかってしまうと、動画の公開が止められる可能性がありますので、気をつけましょう!
その時の対応を上げてくださっている方がいらっしゃいました↓



こればっかりは何が悪いというわけでもないので、
都度対応していきましょう!
挿入する音楽を選んだら、軽くBGMの編集をします。
今回は動画よりBGMの方が尺が長いので、編集は動画の終わりをフェードアウトさせているだけになっています。


BGMより動画が長い場合は、複数のBGMを組み合わせて使用することも可能です。
BGMの編集は基本的に字幕の【テキスト入れ】と同じ仕組みです。
音楽のアイテム同士を切ったり、フェードを使って違和感がないようにつなげていきます。



字幕入れがマスターできていれば、BGMの編集もカンタン!
複数のBGMを使う際は、切り替えを動画のカット部分と合わせると違和感がなくなります。
動画とBGMの合わせ方の図解


BGMの編集が終わったら、一番下の完了を押して、基本の編集画面に戻ります。



お疲れ様です!最後は保存!
端末に保存する
- 動画を撮る
- VLLOで新しいプロジェクトを立ち上げる
- 動画をカット・つなげる
- 字幕を入れる
- BGMを入れる
- 端末に保存する
保存は超超カンタンです!
基本の編集画面右上の【
抽出する】をタップしましょう。

抽出の設定画面がでてきますが、ここはとくに変えずに、一番下の【
抽出する】ボタンを選択。

端末への保存が開始します。
動画のデータの重さによって、かかる時間が変わります。



ゆったり待ちましょう♪
無料版使用の際は30秒ほど広告動画が流れるので、音量に注意してください。





この画面が表示されたら、保存完了です♪
\動画撮影から編集までのおさらい/
結構な作業量ですが、完成すると達成感があります。



動画の作成に挑戦しようか迷っている方はぜひ一度やってみてください♪
YouTubeへのアップロードの仕方
YouTubeへアップロードしてみましょう♪
当ブログもお世話になっているエックスサーバーさんのブログにて詳しく解説されています。


また、チャンネルは普段のアカウントとは別に作ることができます。
動画を見比べてみよう
まずは元の動画がこちらです。
なにもいじっていないのでダラダラ長いです。



編集なしだと全体的にのっぺりしてる印象…
そして、こちらが完成した動画です。
動画のカットから保存までの一連の編集作業、かかった時間は約1時間でした。



こんなに短い動画でも時間がかかるんです…TT
慣れればもう少し作業は早くなるかもしれませんが、なかなかの重労働…。
特に字幕入れに時間がかかるので、動画で話すことに抵抗がない方は音声を入れる方がおすすめです。
動画作成の際に考えるべきこと
動画を作る前に、考えておきたいポイントがあります。
それは・・・



なんのために動画を作るのか、ということ!
動画を作る目的を考える
動画を作る目的があると、動画の撮影や編集の難易度がグッとさがります。
動画全体の方針が決まると、
- 何を一番に見せるのか
- どこを切り取っていくのか
が明確になり、編集の見極めがしやすくなるからです。
とはいえ、初心者なので、今回は目的についてそこまで深くは考えていません。
今回作成した動画の目的は以下の2つを設けました。
- グッズ開封のドキドキを共有する
- 動画編集のことを知る



最初はこんな簡単な目的でOK。
あるのとないとでは違うと思いますよ!
グッズ開封時のドキドキを共有する
これが1番のきっかけ。
舞台がいつ中止になるかもわからないコロナ禍。
観劇も一人で行くことが多くなり、そうなるとグッズ開封もひとりぼっち。
特にランダムグッズの開封での一喜一憂が、自分一人で完結してしまうことに寂しさを感じました。
YouTubeで開封動画を見るのが好きだったのも、人のドキドキを一緒に感じたかったからかもしれません。



私のドキドキも共有したい!
動画編集のことを知る
これは内側の目的ですね。
動画編集はほぼ未経験で、たまに遊びで編集アプリをいじってみるぐらい。
動画編集アプリをいじるのは楽しく、好きなことではあったので、とりあえず1本作ってみよう!と決意。
また、普段私が楽しんでいる開封動画がどのように作られているのか、体験してみたいと思いました。
動画作成前に気をつけたいこと
開封動画を作る前に一つ懸念材料がありました。
権利の問題
YouTubeではよく見る開封動画ですが、著作権の問題がグレーゾーンです。
念の為、権利について調べ、辿り着いたサイトがこちらでした。
\撮影予定の方は一度読んでみてください/
宣伝になる可能性があり、権利者が訴えることはほぼないので、おそらくは問題ないとのこと。
ただ確実ではないのであくまで自己責任になります。
何か問題があれば即削除しましょう。
動画初心者が作ってみて感じたこと3つ
実際に動画を作成してみて初心者が感じたことを3つ紹介します。
要約すると、
- 時間かかる!
- かなり地道な作業!
- でもめっちゃ楽しい!



大変な作業のあとって、いい気持ち!
編集作業はかなり時間と根気のいる作業
最初に公開したこの開封動画の長さは約10分、作業した時間は約3〜4時間でした。



動画編集ってこんなに時間がかかるんだね…
まとめて作業したわけではなく、時間のある時に分けて作業したので、大体の時間です。
もちろん編集アプリを使い慣れていないという部分は大きく影響しています。
編集作業に慣れればもう少し早く作業ができるかもしれません。
ですが、結構根気のいる作業。
普段楽しませていただいている動画が、並々ならぬ作業の上で完成していることを感じました。



YouTuberさんいつもありがとう…!
一番大変だった作業!それは字幕入れ
音声なしの動画だったため、字幕が必須。
撮影時は実際話しながら撮影したらこんな感じかな?と考えながら撮影しました。
おかげで字幕にいれる言葉に迷うことはありませんでした。
台本を用意した方が、より効率よく作成できそうです。
また、iPhoneで作業していたためフリック入力が大変でした。



文字入力はパソコンが楽ちんですね。
iPhoneやiPadで作業するにしても外付けキーボードはあった方が楽そうだなぁと思いました。
動画作成は楽しい!
出来上がったクオリティではイマイチだけど、「1本作り切った!」という達成感がありました。



途中の字幕入れ作業がつらすぎて投げ出したくなったけど、
いい経験になりました。
1本作り上げると見えてくるものがあります。
動画編集はほとんどやったことがないけど、作成してみたい気持ちがある方はぜひ一歩踏み出しましょう♪
動画の主役になったグッズは ミュージカル『刀剣乱舞』江おんすていじ

