
日常生活で、ちゃんと相手に伝えたつもりが実は全然伝わっていなかった…なんて経験、ありませんか?
その原因は【伝える】と【伝わる】の違いを理解できていないから。
『バナナの魅力を100文字で伝えてください 誰でも身につく36の方法』を読むと、【伝える】と【伝わる】の違いが理解でき、相手に伝える時に意識すべきことがわかります。
イラストや例え話も多く、文字も詰まっていないので、読書は苦手という方でもサクサク読めちゃいます。
この本はまさに【伝わる】技術を駆使した一冊。
そしてブログ初心者にはもってこいの本なんです。

初心者ブロガーが意識したいこともたくさん!
ブログも人に情報を伝えるツールの一つ。
特に相手(読者)が見えない分、日常よりも【伝わる】技術が必要になります。
そこで、本記事では初心者ブロガーが【伝わる】記事を書くために意識したい3つのポイントをブログ初心者ながらピックアップしてお伝えいたします。
そしてこの記事は、その3つのポイントをかなり意識して書いてみました。ポイントが伝わっていると嬉しいです。
本の紹介:『バナナの魅力を100文字で伝えてください 誰でも身につく36の伝わる法則』
著者は長年雑誌や書籍の編集に携わってきた柿内尚文さん。柿内さんのお名前にまつわるお話が『はじめに』に記されており、そのエピソードがとっても素敵なんです。
この名前をつけてくれたのは、いまは亡き祖母です。国語の先生だった祖母が「文を尊ぶ人になってほしい」という思いを込めてつけてくれた名前だそうです。自分の名前に影響を受け、編集者という仕事をしています。
祖母が僕に「伝えたかったこと」を名前に託し、その名前に自分の人生が導かれていったのだと思っています。
引用:バナナの魅力を100文字で伝えてください p.14



温かいストーリー。
この箇所を読んで一気に本文にも興味が湧きました。内容は、編集者をやっていた柿内さんの体験談も含めつつ、【伝わる】の構造や、ただ【伝える】のではなく正確に相手に【伝わる】ための技術について詳しく書かれています。
ブログ初心者が意識したい【伝わる】ための3つのポイント
さっそくブログ初心者が伝わる記事を書くために意識したい3つのポイントをご紹介していきます。
伝わっていない=存在していないことと同じ
どんなに有力な情報をわかりやすく伝えていた記事だったとしても、そのブログが知られていなければ存在していないことと同じなんです。
どれだけ調査に時間をかけても、文章の執筆に時間をかけても、読まれなければ自己満足になってしまう。(もちろんアウトプットにはなります)



情報は人に伝わって初めて情報として役に立ちます。
SEOを意識しましょうと言われるのは、記事をまず認識してもらうため、でもあります。
とはいえ、初心者にとってはまず文章を書くことが一番だと思いますので、伝えたい内容のキーワードを見出しに入れるだけでもいいと思います。
記事を発見してもらうにはどうしたらいいか、を考えながら執筆してみましょう。


相手ベースで考える
一方的に情報を伝えようとしても、『相手が理解する(伝わる)こと』を意識できていないと自己中な内容になってしまいます。
記事を執筆する前に、誰に向かって書くのかを考えるのが大事です。そして記事を読むことで相手にどんなメリット(悩みの解決につながる)があるかを頭に置いて執筆を始めましょう。これが相手ベース。


意識したからすぐに伝わる文章が書けるわけではないですが、意識しているかしていないかは雲泥の差です。
もちろんブログを楽しく続けていくために、好きなことを好きなように書く記事もあっていいと思います。ただ、伝えたい記事と書きたいだけの記事は切り離した方が良さそうです。
見える化する
人は、自分に関係のあることに興味が湧きます。
伝えたい内容を相手により『自分事』にしてもらうために、見える化させることが重要です。見える化とはイメージを明確に相手に思い浮かばせること。


図解や写真・イラストを、数字やデータを利用して見える化することができます。また、想像しやすい例え話も、より身近に感じられます。
方法はいろいろありますが、相手ベースを基本に、伝えたい情報が相手により身近で具体的なものになるにはどう肉付けするかを考えると【伝わる】文章になります。
・伝わっていない=存在していないことと同じ
・相手ベースで考える
・見える化する
この3点を意識するだけでも、伝わる記事が少しずつ書けるようになるのではないでしょうか。書く文章に迷ったら、一度立ち止まって考えたいポイントです。
本書にはこのほかにも、【外部力の法則】【3つのグッドの法則】【比較の法則】など、【伝わる】技術が豊富に紹介されています。
巻末でわかる『バナナの魅力』
最後に本のタイトル『バナナの魅力を100文字で伝えてください』の柿内さん答えが載っています。
これもまた優しいストーリーで、なるほど魅力的だと感じました。おそらくバナナが苦手な人でもその魅力を感じられると思います。(食べたいかどうかは別ですよ)
【伝わる】とはそういうことか、と身をもって体験できます。
冒頭にも書きましたが、この本自体に【伝わる】技術がたくさん使われています。
その技術をぜひ体感してください!
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