
- 初めての舞台観劇、ドレスコードはあるの?
- せっかくだからお洒落したい!ルールはある?
- 2.5次元舞台だからこそ気をつけた方がいいことは?
普段なかなか足を運ぶことがない劇場。何を着ていいかわからないと悩んでいませんか?
なかでも2.5次元舞台はアニメや漫画が原作のちょっと特別な非日常世界。はじめて劇場に行くとなるとどんな空間になるのか想像ができないですよね。
この記事を読めば、観劇ファッションを選ぶ時に気をつけるべきポイントがわかります。
また、2.5次元というジャンルで特に気をつけた方がいいポイントも合わせて解説していきます!

舞台全般に言えることですが、基本的には服装はなんでもオッケー!
\この記事を書いた人/


もと子
- 毎月劇場に通う舞台オタク。
- 2.5次元を中心にミュージカルや音楽劇が好き。
- 舞台観劇歴は15年以上。
- 舞台が好きすぎて、劇場スタッフとして働いていた経験あり。
舞台観劇におけるドレスコードは特になし


結論から言えば、舞台観劇におけるドレスコードはありません。これは2.5次元に限らず舞台全般に言えること。
帝国劇場など大きい劇場はかなり煌びやかな印象がありますが、ジーパンにスニーカーなどの普段着でも大丈夫です。
ただ、何を着てもいいとはいえ、気をつけた方がいいポイントがあります。劇場というたくさんの人が集まる特性上、マナーや配慮は必要になりますよね。
では、どんなところに気をつけるといいのでしょうか?
観劇ファッション選びで気をつけた方がいいポイントを見ていきましょう!
観劇ファッション選びで気をつける5つのポイント
観劇ファッション選びにおいて気をつけるポイントは以下の5点。
- 自分の気持ちが上がる服を着よう
- 温度調節ができる服装がベスト
- 音がなりやすい素材、反射する素材は避けよう
- ボリュームのあるアイテムは控えよう
- アップ系のヘアスタイル、帽子はNG



どれも共通するのは、観劇時に舞台に集中できる服を選ぶという点です!
自分の気持ちが上がる服を着よう


普段着でも問題はないですが、劇場はある程度のお洒落をして来ている人がほとんどです。
せっかく観劇しにきたのに、自分の身なりが気になって仕方なくなってしまったらもったいないですよね。
もちろん過剰に気合いを入れる必要はありません。近所に行くというよりは少しお出かけするぐらいの気持ちで服を選んでみましょう。
女性だったら普段は着ないワンピースを着てみる、とかそんな程度で大丈夫ですよ。
劇場という非日常空間を楽しめるような気持ちが上がる服を選んでみましょう。


温度調節ができる服装がベスト
公演や季節によって劇場内の温度の感じ方が変わります。
また、同じ場内でも場所によって空調の効き方が違います。舞台の近くだと、ステージ上の空調が影響して寒かったり、上の階にいくと熱気がたまって暑かったり。
簡単に脱ぎ着できる温度調整可能な服装であれば、気になった時にすぐに解消できます。
劇場内ではスタッフさんが随時空調の調整をしていますが、全ての座席にちょうどいい温度にはできません。また、人によって感じ方も違いますよね。
劇場側に対応を求めるのではなく自分で対応できるようにしておきましょう。
簡単に羽織れるものや、薄手のストール等があると便利です。



最近ではコロナ対策で膝掛け(ブランケット)の貸し出しを中止している劇場も。自分で持っていきましょう。
音がなりやすい素材、反射する素材は避けよう


観劇では長時間いすに座ることになるので、お尻が痛くなって少し体を動かしたくなることがあります。また、温度調整のために衣服を脱ぎ着することもあるでしょう。
その際に、シャカシャカ音のするナイロン生地の服などは周囲の方の意識を舞台から逸らすことになってしまいます。
また、スパンコール等の反射する素材がついているものは照明を反射させてしまい、同じく迷惑になってしまう可能性が高いです。
周囲の意識を逸らしてしまいそうな素材は避けましょう。
ボリュームのあるアイテムは控えよう
特に冬は気をつけたい点ですが、素材が厚すぎるものは隣の席に干渉してしまうことがあります。
劇場によってはアウター等を預かってくれるクロークサービスもありますが、最近はコロナ対策でクロークが閉じられていることも。
また、劇場の座席は想像以上に狭いことが多いです。
座席に収まる服装、また荷物もなるべくまとめられるようにして行くことをお勧めします。
\大きめのエコバッグがあると便利/
アップ系のヘアスタイル、帽子はNG


ファッションの一つとして、ヘアスタイルにも気をつけましょう。
アップ系のヘアスタイルは後方の観客の視界に入ってしまう可能性があります。同じ理由で帽子も避けた方がいいでしょう。
これらはスタッフさんから声がかかる可能性があります。
事情によりどうしても帽子を被らなくてはならない場合は、高さや厚みのないものを選んだ上であらかじめ近くのスタッフさんに申し出ておくといいかもしれません。



私が働いていた劇場にもそういったお客様はいましたが、基本的には開演後の暗転時に帽子を脱いでいただくよう声掛けをする対応をしていました。
- 自分の気持ちが上がる服を着よう
- 温度調節ができる服装がベスト
- 音がなりやすい素材、反射する素材は避けよう
- ボリュームのあるアイテムは控えよう
- アップ系のヘアスタイル、帽子はNG
以上の5点は2.5次元だけではなく、どんな舞台でも共通する事項です。
ファッション選びの際にぜひ参考にしてみてください♪
2.5次元舞台観劇で特に気をつけたい4つのポイント
ここからさらに、2.5次元において特に気をつけたいポイントを追加でお伝えしていきます。
- 着物での観劇はあり?
- 出演キャラと似ている格好はしていいの?
- 応援グッズは持っていっていいの?
- 学生だけど制服で行っても大丈夫?
Q.着物での観劇はあり?


刀剣乱舞など、和装が合いそうな演目では着物で観劇したいという方もいるようです。また、おでかけのおしゃれ着として着物を着用される方もいますよね。



着物での観劇は特に問題はありません。
ですが、気をつけたいポイントがあります。
例えば帯にボリュームがあり、背中を背もたれにつけられないのはNGです。
前のめりでの観劇は基本的にタブーとされています。特に2、3階など傾斜のある座席では後方の視界の大部分に体が被ってしまいます。
背中をぴったり背もたれにつけられるよう、帯はボリュームのないものにしましょう。
また、劇場内は通路が狭く、段差が多かったりと移動が大変な箇所が多くあります。着慣れている場合は問題ないですが、久々に着るという方は注意が必要です。
着物に限らずどんな服装でも共通して言えることですが、速やかに場内を移動できる服装である必要があります。
Q.出演キャラと似ている格好はしていいの?



やめておきましょう。白い目で見られます…。
テニミュ界隈では、ジャージを着ての観劇はNGという暗黙のルールが存在します。
明確な理由はないと言えばないのですが、あくまで2.5次元は舞台であり、観客はその舞台を見ることが目的で劇場に集まります。『推しの学校のジャージを着て応援したい』という気持ちがあるかもしれませんが、応援したところで舞台上のストーリーが変わるわけではありません。
舞台は舞台です。私たちは見る側であって見られる側ではないことを忘れてはいけません。
テニミュを例としてあげましたが、他の2.5次元でも共通です。出演キャラの衣装や模倣した服を着用するのはやめましょう。
モチーフやカラーを身につけるのはありだと私は思います。テニミュでは推し校のメインカラーを身につける方が多くいます。ファッションの一部にモチーフやカラーを取り入れて、心の中で応援しましょう。
Q.応援グッズは持っていっていいの?



舞台によっては応援グッズの持ち込みが可能です。
出すタイミングに気をつけましょう。
ファッションとは少し異なりますが、応援グッズに関しても少しだけ。
最近の2.5次元舞台では、公演の最後にミニライブがあることも多く、その際はペンタイトやうちわなどを持ち込むことが可能です。
ただし演目によって規定が異なりますので、必ず公式HPを確認して準備しましょう。
同じような理由でぬいぐるみ等を持ち込まれる方も多いようですが、こちらに関してはNGとしている舞台が多いです。
客席内ではぬいぐるみを持ち出すことはできないと考えて行動しておいた方が無難です。
場外での記念撮影をするにとどめ、劇場内ではカバンにしまっておきましょう。


Q.学生だけど制服で行っても大丈夫?



大丈夫!夜公演は帰りが遅くなることがあるので気をつけてね。
制服は正装みたいなものですし、特に問題ないです。
学園ものの舞台において制服観劇が話題に上がることもありますが、それは出演キャストの衣装に寄せた制服の場合です。舞台衣装になるような制服は派手目なものが多いので、一般的な学校の制服は気にしなくて大丈夫です。
ただ、夜公演の終演時間によっては補導の対象になるので気をつけてくださいね。
- 着物で観劇するのはOK。着慣れてないなら洋服がおすすめかも。
- 出演キャラを模倣した服はNG。
- 応援グッズは公演によって持ち込み可。公演HPをチ要ェック!
- 学生さんの制服観劇はOK。夜公演は帰り道に注意。



一見ルールが多いように見えますが、どれもよく考えれば当たり前のことなので難しくはないです
舞台観劇は一人ではなく、たくさんの観客がいて成り立つものです。
自分が良ければいいのではなく、周囲の人とお互いに気遣いながら観劇できるとより良い時間が過ごせるのでは?と思います。
快適な観劇ファッションで劇場へ行こう!
とにかく一番大事にしたいのは、舞台上で繰り広げられる2.5次元の世界を思いっきり堪能することです。
舞台は生のエンターテイメント。巻き戻すことはできません。
自分が集中できない服装や、周囲の人の観劇を妨げる服装を避けて、一分一秒とりこぼすことなく舞台を楽しんじゃいましょう!